酒米から水に至るまで、その全ては厳選された山口県産を使用。海に囲まれ山を仰ぎ、雄大な景色の中で造られる酒は、山口県の風土そのもの。土地性を映し出したようなおおらかな味わいの日本酒は、まさに自然からの賜物です。
通常日本酒は、秋の酒米の収穫後に生産を開始し、春までに全ての醸造作業が終了します。しかしはつもみぢは、季節を映し出す酒を通じて、移りゆく「イマ」を愉しんでいただけるようにと、一年を通して酒造りを行っています。365日蔵を動かし続け、常に季節に合わせた新鮮な酒を造り続けているのです。
米と米麹のみで発酵させることで、米の旨味を存分に引き出すことができる純米酒。酒造りは、発酵学です。特に人間の力で発酵を止めることができない純米酒造りにおいては、そこに息づく微生物たちと対話をし、微生物が生きやすい環境づくりの手伝いをすることが杜氏の仕事。日々子育てをするように、酒造りを行っています。